|

ストレッチ織物とは?
|

 |
ストレッチ織物生地とは緯(ヨコ)方向や経(タテ)方向に 又は両方に伸びる織物生地のことを言います。ストレッチがあることによって 着やすく着心地の良い洋服になります。
ストレッチ織物の多くは反発感があり 構築的なシルエットが作りやすく仕立て栄えがします。ここがニットなどの編物と違う点で、ニットでは構築的なシルエットを作るのが難しく 寸法安定性でも劣っています。
但し300%伸びる生地を作ろうとしたらニットしかありません。
ポリエステル織物はストレッチの種類によって下記のように分類できると思います。
1)ポリウレタン(スパンデックス、ライクラ)糸使い。伸縮率0〜100%程度。
2)2成分系(ユニチカのZ10など)の糸使い。伸縮率0〜30%程度。
3)ストレッチ性のある仮撚(ウーリー)糸使い。伸縮率0〜20%程度。
4)強撚糸使いのストレッチ。伸縮率0〜15%程度。
5)通常の仮撚(ウーリー)糸使いで、染色で縮めてストレッチを出す。伸縮率0〜15%程度。
1)から順にストレッチ性能が下がって行き、回復率も悪くなって行きます。コストも下へ行くほど下がります。一口にストレッチ織物と言ってもいろいろあり、安いものはそれなりに手を抜いて作ってあります。
また同じポリウレタン糸でも種類によって差があり、性能の悪いものは1〜2年で劣化してきます。(安物の靴下なんかは安いポリウレタン糸を使っており すぐにすそ口の部分が伸びてしまうと思います)
但しポリウレタンは直射日光に弱く 洗濯などで炎天下に干しておくと劣化を早めます。伸縮性は上げれば上げるほどコストが上がりますし、織物の仕上げ幅も狭くなります。伸縮性が少なければ生地のコストも安く、縫いやすい洋服になります。
個人的な見解ですが、伸縮性があればあるほど、
1)デザイン的に使いこなせるデザイナーさんが少くない。
2)きちんと縫製できる縫製業者さんが少ない。
3)供給できる生地屋さんも少ない。
となって息の長い商品になると思います。勿論生地と洋服の商品が良いことが大前提ですが。
「薄地のブラウスやドレス生地にはストレッチは必要ない」と以前よく言われました。確かに頭の中でストレッチの一面だけを見て考えるとそのとおりです。でも今は薄地のストレッチ生地が沢山出ています。ストレッチで着心地が上がるだけではなく、仕立て栄えがすることがその理由の一つだと思います。常識にとらわれているだけではダメだと言う例のひとつですね。
クリックで目次へ |
|
2004年09月23日 (木) 17:33
更新!
|